この日はついに!
いっつも気になってた、日原街道の鉄橋の上のトロッコ。
奥多摩工業氷川曳索鉄道の現役線の探検なのだッ!
それは、青梅線の終点の奥多摩駅に隣接する、奥多摩工業のプラントと、
日原の奥の採掘場の、約5kmを結ぶ、石灰石を運ぶトロッコなのだ。
だが、直接我々の目に触れる事が出来るのは、
トンネルの外に出る、川を渡る場所など、ほんのわずかの区間という。
鉄橋まで行けるのか?いったいどうなっているのか?!
早朝からビールを離さないバド君と、さっそく行ってみよう♪
早朝の奥多摩駅、
さっそく現れる巨大プラントが気分を高揚させる。
昔は、隣接する奥多摩駅からプラント構内まで線路が延びており、
砕かれた石灰石は、青梅線の貨物列車で運ばれていたそうだ。
98年以降はダンプが運んでいるという。
奥多摩駅の脇、お稲荷こみちを抜けて、
青梅線をまたいで、早朝の集落を抜ける
お決まり、早朝ワンコに吠えられながらも高度を稼ぎます。
別に悪いコトしてる訳でもないけど、なぜかドキドキするぜい♪
すると、出勤の時間かな、構内に入る作業員のうちの一人が、
「コッチは公道だから大丈夫だよ」って教えてくれました。AZS!
何用の何なのかさっぱりだけど、きっとすべてに理由があるのだろう。
見上げればたぶん軌道の終点っぽい。ワイヤーもある。
いっつも眺めてた巨大プラントの内部!
構内のようだけど公道です
興奮して写真ばかり撮ってなかなか進まないw
プラント脇を抜けて、シングルダートを少し歩くと、、
「あッ!」
思わず叫んでしまった、発見!
まぎれもない、トロッコだ!
近づいて見るとケーブルカーのようだ。
そう、これは曳索(えいさく)鉄道と呼ぶらしく、
ケーブルで繋がれた、無人のトロッコを引っ張るものらしい。
思わず予想より早く到達したが、
よく日原街道から見上げていた鉄橋とは別で、
どうやら手前にも別の鉄橋があったようだ。
たまらないこのアングル!
(軌道内はもちろん立ち入り禁止、
立ち入らずにうまく撮りました)
しっかし夢でも見てるのか、、
トンネル内にもトロが見える
谷間を迂回して鉄橋の反対側へ回ってみよう!
下には、きれいな沢とわさび棚が広がる。
反対側もヤバすぎる♪
右側のトロは石灰石を積んでいるね。
すると、「詰め所に人がいるッ」隊員がそう小さく叫んだ。
一瞬木陰に腰を屈めたが、よく考えたら悪いコトをしてる訳でない、
ポケットにしまっていた熊除け用の鈴を取り出し、
あえて音を出しながら、遠くから我々の存在を知らせながら近づく。
まるで、模型の世界か、昭和時代にでも紛れ込んでしまったようだ。
萌え萌えだ♪
「おはようございまーす」と挨拶をし、興味がある旨を伝えると、
「じゃあ撮ってあげようか」と、、
iPhoneを渡すと、快く軌道内の写真を撮ってくれました。
「おじさん反対側もッ」
「お、おう!」パシャリ
聞けば、H26.2の大雪で日原街道が交通マヒをしたとき、
奥の住民は、このトンネルを徒歩で利用したと言う。
鉄橋も渡ったのかな、凄いな。。
子供に返った時間は、あっという間でした。
素敵すぎて興奮度MAXXXです。
奥多摩駅でタロウに戻ったら次の目的地へ
写真のココは、さっきの鉄橋よりもっと奥の、
いつも日原街道から見上げている鉄橋です。
保線作業員の方は、日原街道から登れるって教えてくれたケド、
コッチは実際相当ハードだと思う。今日はパス。
まだ早朝!次の探検はこの奥なのだッ♪
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ご参考:
http://tsunechan.web.fc2.com/19780114okutama.html
上記URLは、昭和52年と53年にココを訪れた方の日記です。
奥多摩工業に許可を取っての取材だったらしく、
当時の構内の様子など見て取れます。
マジでチェキれてる!